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芋けんぴ農場

自称芋けんぴソムリエが徒然なるままに感想や日々の雑感を記します。頭の整理と長い文章を書く練習です。

カンカンシリーズ 【新書】身分差別社会の真実

カンカンシリーズ ☆☆☆☆ 差別 新書

 

Warning!  内容の核心部に触れています!

 

『破戒』を読み始めて5ページ、自分が所謂「部落差別」問題について何も知らないことに気付き、『破戒』を読むのを一度中断して本書を手に取った。

 

印象的だったのは、穢多・非人といった差別は政治的権力によって作られたものではないこと、そういった被差別階級の人の中にも、事業などで成功してある程度裕福だった人がいたこと、死んだ家畜の処理のプロフェッショナルとして扱われていたこと、「死」にまつわる人々の差別は日本以外でも見受けられること、だろうか。

「裕福な被差別民」は『破戒』の中にも登場するし、予め風俗的な予備知識を入れたことでかなり読みやすくなった。

 

首都圏に住んでいると、部落差別や階級差別については日本史で習う以外に触れる機会が全く無いのだが(学校によるのだろうか?)、何も知らない状態で導入的に知識を仕入れるにはとても適した本だった。

 

私が図書館で借りた本と装丁が変わっているようだ。

☆☆☆☆

 

身分差別社会の真実 (講談社現代新書)

身分差別社会の真実 (講談社現代新書)